経営理念に込めた想い

私は、一人一人の「チガイ」をチームの「チカラ」に変えることができれば、
もっと職場は楽しくなる、と信じています。

そして、職場を変革するリーダーを育てたい、と思っています。

かつて職場に対して強い不満を持っていた私ですが、
「まずは自分を変えよう」と思い行動を変えたことで
チームが大きく変わった経験があります。

その経験を通して、
「問題意識を持つ人こそ、自ら変わる勇気を持って、リーダーシップを発揮して欲しい」
そう思うようになりました。

また、フルコミッションの厳しい営業の世界の中で、
「楽しみながら成果を出す」という経験をしました。

その経験を通して、
「どんな仕事でも、自分なりの「ワクワクする理想の姿」を想い描くことで成果が出せる」
そう思うようになりました。
その想いを多くの人に伝えるために、Work F-styleを設立しました。

この経験が、誰かの気づきにつながるかもしれない、
そう思って、少し気恥ずかしいのですが、
私にとって大きなターニングポイントとなった、2つのエピソードをご紹介します。

1.「自分が変われば相手が変わる。職場が変わる。」
2.本当はどうありたい?ワクワクする本当の想いを大切に

 

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私が30歳を過ぎた頃、サントリーでいくつかの全社プロジェクトに関わりながら
「この企画をやらせて欲しい」と役員に掛け合い、新たなプロジェクトを立ち上ました。

パワフルに仕事に取り組む一方で、会社や上司、同僚に対しては
たくさんの不満を持っていました。

会社はもっと私を評価してくれたって良いはずだ!
どうしてあんな人が課長になれるのか!
周りは仕事をがんばっていない人ばかり!
こんなんだから会社はだめなんだ、と。

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ある時、不満をぶちまける私に、部長が言いました。

「それなら、自分が課長になったつもりでやってみたらいいよ。できると思うよ。」

課長になったつもりでもっとがんばれ?
課長の仕事は課長がやるべきなのに、なぜ私がこれ以上がんばらなくてはいけないの?

納得できない私でしたが、その言葉はなぜか心に引っかかりました。

課長になったつもりって、どういうことだろう?
具体的には何をすればいいんだろう?

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翌日から、部内の全員16人と毎日会話をしてみることにしました。

それまでの私は、仕事で直接関わる人以外、会話をすることなどありませんでした。

がんばっているのは私だけで、
がんばっていない人と会話をするのは時間 の無駄、
とすら思っていました。(今思えば本当に嫌な奴です)

そんな自分を少し変えてみようと、手帳に全員の名前を書いて一言でも話したらチェック。

何も話すことがない日は、お菓子を買ってきて全員に配りながら
声をかけてみました。

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その行動を始めて数日、変化は自分の中に起こりました。

後輩たちがかわいくなり、積極的に仕事を頼んだり、
「この後輩にはこの能力を身につけてほしいからこの仕事を与えてみよう」
と考えるようになりました。

また、上司や先輩たちもそれぞれの立場で一生懸命仕事をしているのだ
ということが見えてきました。

一人一人の良いところや得意なこと、個性もわかってきました。

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次に、後輩の態度が変わりました。

後輩たちから声をかけてくれるようになり、
食事に行ったり、一緒に宴会を盛り上げたり、
家に遊びに来てくれたりするようになったのです。

そして仕事にも成果が現れはじめました。

後輩が、私から引き継いだ仕事で私以上の成果を出したのです。

ちょっと悔しいけれどとても嬉しくて、「よし、私もがんばるぞ!」
という気持ちになったものでした。

以前は自分の仕事で精一杯、周りの文句ばかり言っていた私が、
自らほんのちょっと行動を変えただけで、
自分が気持ちが変わり、周りが変わり、
楽しみながらお互い切磋琢磨しあえる職場へと変わったのです。

「自分が変われば相手が変わる。職場が変わる。」ということを学んだ出来事でした。

 

 

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30代後半、プルデンシャル生命で生命保険の営業をやっていた時の話です。

報酬はフルコミッション、つまり営業成績次第。
営業をやったことのない私にとっては大きな挑戦でした。

同期入社は若くて体力のある男性ばかりでしたが、
女性だからこそできることや、経験があるからこそできることがあるはずだ、
と思っての入社でした。

目先の契約よりも、
毎日たくさんの人に会い、
自分の経験や想いを語り、
保険の正しい知識をお伝えし、

「こんなこと知らなかった!教えてくれてありがとう!」

と言われることを大事に、最初の数ヶ月を過ごしていました。

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そんなある日、マネージャーに呼ばれてこう言われました。

「もう少し頑張れば、1年目で会社の表彰基準に達成するかもしれない。
数字を意識して挑戦してみないか。」

この会社で表彰されるなんて夢のまた夢、と思っていた私は驚き、
すっかり舞い上がってしまいました。

それまで、全くといっていいほど自分の成績を意識していなかった私が、
一転して、商談中のお客様の名前を書き出し、
表彰目指して数字を追いかけ始めてしまいました。

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すると、不思議なことが起こりました。
なぜか商談がうまくいかなくなったのです。
次回で契約だとおもっていたお客様に電話で断られたり、
アポイントをキャンセルされたり。

仕事がどんどん辛いものになっていきました。

冬のある日、大事なお客様に提案を断られ、
夜中にとぼとぼと家に帰っている時のことです。

もう夫も寝ているだろうな。
こんな時間までがんばってもうまくいかないのはどうしてだろう。
表彰はもう無理かもしれない・・・。

そう思ったら家に帰ることができず、
涙がでてきて、その場にうずくまってしまいました。
気づいたら近所のノラネコたちが私の周りに集まってきていました。

ノラネコを見ているうちに気持ちも落ちつき、
「私はそもそも何のためにこの仕事をしているのだろう。」と考え始めました。

私は、これまでの自分の経験から、
多くの人に「心と体とお金の健康」の大切さに気づいてほしい、
大切な自分の人生とお金のことを真剣に考えてほしい、
そしてお客様から「ありがとう」と言われたい、
そう思ってこの仕事を始めたのでした。

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お客様の「ありがとう」をいっぱい受け取って、
その結果として自分の成績が上がる。

数字はあくまでも自分の「何のためにこの仕事をしているのか」という
「目的」を実現するための「数値目標」なのだと気づき、はっとしました。

数字だけを追いかけはじめた私は、
お客様の目には、自分勝手な営業マンだと映っていたことでしょう。

翌朝から、あらためて「自分が本当にありたい姿」を大切にするようにしました。

お客様から「ありがとう」と言われる自分の姿を、ワクワクしながら思い浮かべて
「今日も1日、一人でも多くの人に会って自分の想いを伝えよう。」
と胸に刻んでお客様に会うようにしました。

一方で、数字もしっかり管理し、
1日こんな行動をすれば月にこのくらいの数字になる、
という感覚をつかんでいきました。

それから一ヶ月。
心から仕事を楽しんだ私は、
お客様からたくさんの「ありがとう」をいただいて、
無事に表彰台に乗ることが出来たのです。

何のために仕事をするのか?
仕事を通じてどんな自分になりたいのか?

ワクワクする自分の本当の想いを持ち続けることで、
楽しみながら成果を挙げることができるのだと、
心から気づかされた出来事でした。