先日、クライアント企業の社長が、女性社員たちにキャリアについて語りかける場で、
「リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま」(増田弥生・金井壽宏著)
という本を引用されていたので、さっそく読んでみました。
増田弥生さんという、グローバル企業数社を渡り歩き、素晴らしいキャリアを歩んできた女性が、
神戸大学の金井壽宏先生(リーダーシップやキャリア、モチベーション等の有名な研究者)とともに、ご自身のキャリア、リーダーシップの発揮について対談する、
という本です。
意外と読み応えがあり、まだ半分ほどなのですが、
増田さんすごーい!
と、
うんうん、やっぱり、こんなすごい人でもそうなのか!
の繰り返しで、学びと共感の嵐。
リーダーシップは筋肉?!
とても共感したのは、増田さんの若い頃のキャリアを、金井先生がまとめているこの部分。
リコーに採用された増田さんは、雑用仕事にもくさらず、新聞記事の切り抜きではさっそく自分なりの工夫を始める。その仕事に意味を見出し、三ヶ月後には「月報」を出し、やがて「資料スペース」をつくるに至る。これは自らのイニシヤティブに基づいて行動し、社内に新たな動きを生み出し、そこから何かが変わったという経験、リーダーシップへの入門である。(原文のまま)
ああ、私もそんなことあった!
入社して2−3年は女の子扱いされて、コピー取りもお茶汲みも電話取りもあって、
でもどんな仕事でも
どうしたらもっとうまくできるかなとか、
これをやったらもっと誰かの役に立つかなとか、
そこから何かが生まれ、信頼につながって、自分の可能性が広がっていきました。
(今の時代にコピー取りやお茶汲みをさせることがいいとは思わないけど!)
リーダーシップとか自発性って、こういうことの繰り返しで、「筋肉」がついていくんだよね〜と。
リーダーシップ筋がつくと人生の主人公になれる?!
こういうことの繰り返しでこのレベルが上がっていくと、
- できることや、やってみたいことが増え、
- 周りから信頼され、期待されることが増え、
- その結果、チャンスを与えられ、
- それって大変だけど、これは何かのご縁、やってみたらきっと何か得られる、と思え、
- その繰り返しで、できることややりたいことがつながっていき
- ああ、人生全てがつながっている!とか思えるようになり、
これが自分の人生!
と、自分が自分の人生の主人公だと感じられるようになるのではないか。
リーダシップって、突き詰めれば、自分の人生のリーダシップを自分で取るっていうこと
なのかも。
さて、続きを読もう。