沖縄にて「地方創生セミナー」に参加してきました。
私の大学時代の友人で、元武雄市長、樋渡啓祐氏が登壇するということで、それを楽しみにしていました。
元武雄市長といえば、市立病院を民営化したり、TSUTAYAと連携して武雄市図書館を作ったり、市役所にfacebook課をつくるなど、賛否両論を巻き起こしながらも、市民のために斬新なことをやり続けた人です。
さて、講演のテーマは「公・民連携による地方創生」なので、そういった意味では学ぶことがたくさんあり、書ききれないのですが、
その中で、地方創生関わらず、いろんなことに通じて大事だよなあ!と思ったことがひとつありました。
それは、武雄市図書館を作ったときのお話。
スピードは最大の付加価値
完璧を求めず、まずやってみる
やってみて、あとで修正すればよい
官は偉い、だから完璧にしなければならない、絶対だ、間違ってはいけない
と思っていたら、いつまでたっても何もできない。
それよりも、スピードを持ってやってみて、
やったらいろんな意見が出てくるから、 それを取り入れて修正する
すると、市民は「意見を取り入れてくれた!」と思って協力者になる、結果、満足度も高まる
市民にもストーリーがあった
職員にもストーリーがあった
それが重なって、豊かなストーリー=ヒストリーになった
それが武雄市図書館だ。
感動しながら聞いていましたが、ふと、これをもっと身近なことで考えてみると、どんなことが言えるだろうか、と思いました。
完璧にしなければならない、失敗してはいけない、間違ってはいけない。
そのことが、いろんなことを止めていないだろうか、と。
たとえば、武雄市図書館のような大きなことでなくても、
たとえば、 ちょっと自分の意見を言う時のことを考えてもそう。
笑われるかも、間違ってると言われるかも・・・?
そんなこと思わず、まず言ってみて、そして、いろんな人の意見を取り入れて修正していく。
すると、その思いに巻き込まれて、みんなが協力をし始める。
まず言ってみる・やってみる勇気が必要で、さらに、人の意見を取り入れる勇気も必要。
だからこそ、まず身近な小さなことからやっていくと、
そのうち、だんだんと行動力も、巻き込み力も上がっていって
武雄市図書館のような大きなものにつながっていくのではないだろうか?
そんなことを思いました。
まずやってみて、あとから修正する勇気。