チームが機能するためには「明確な役割分担」が必要?!

弊社の研修の中では、時々、
「チームとはなにか」
について、考えを深めていただくことがあります。

例えば、「ペーパータワー」という、紙だけを使ってできるだけ高いタワーを作るというゲームを、チーム対抗で数回やってみて

「結果を出し続けるチームの要素とは?」

について、気づいたことを対話をしながら考えていただいたりします。

そんな時に必ず出てくる答えのひとつが

”一人一人に役割があること”

紙を折る人、全体を見る人、タイムキーバーなど、役割分担がきっちりされているとうまくいく
という気づきからだと思うのです。

当たり前のように思えることですが、私にはちょっとだけ「ほんとかな?」とも思っています。
なぜなら、

「そっかー!役割が明確だとチームはうまくいくんだ!」

と気づきを得た人が何をやるかというと、部署に戻って、

「はい、だれだれの役割はこれ、あなたはこれ。」

と指示し、その通りに動かそうとするからです。

それでいいのだろうか?

そんな疑問について、気づきを得たのが、ある部長さんのこんな言葉でした。

役割なんてない方がいい?

「以前、営業部署で新しい企画の部署を立ち上げた時、チームメンバーに何も明確な役割を与えず

”なんでもいいから自由にやってみろ。自分の役割は自分で決めろ。”

とだけ言ったことがある。最初はみんなとまどい、

何をやればいいですか?!

ってほんとに悩んでた。でもそんなの僕にだってわからない。

みんなで必死で新しいことを考えたよ。

そのうち、自分はこれをやる、あれをやる、とみんなが言い出し、それぞれがそれぞれの役割を担い始めた。ひとつ仕事が終わるとまた、その役割がどんどん変わっていく。

あれがチームとして理想だったと今でも思う。

メンバーが特に優秀だったというわけではない。経験も自信もないやつらだった。

当時のメンバーは今やみな、海外に行きたい、あの仕事をやりたい、と自ら手を挙げて、
どんどん新しいことにチャレンジしている。」

もちろん、新入社員など経験が浅いメンバーには無理かもしれません。

また、自由にやってみろ、といっても、何について自由にやるのかという「大枠」は必要です。

自分の役割は自分で決める?!

一度、自分で自分の役割を決めた経験のある人は、
自分で自分の役割を自分で決める=自発的に動けるようになるのではないか。

そんなことを思いました。思えば私もそうでした。

でもそんなこと、どの仕事、どの部署、どんな人でもできるのか?
いやー、それは企画など特殊な部署だけではないか?

役割を決める部分と、決めない部分があったらいいんじゃないか?
それは無理じゃないか?

役割とかそういうことではなくて、もっと他の、チームが機能する要素がある?

頭の中でぐるぐる会話しています。

チームが機能するためには、役割分担は明確であるべきか?

このテーマを研修の場や飲みの場で、いろんな方と深堀りしてみたいなあ〜と思うのでした。