中原淳先生の昨日のブログ
「うまく回って当然」文化の中で奮闘する「やりくるするマネジャー」
http: //www.nakahara-lab.net/blog/archive/8329
を読みました。

その出だしは
「マネジメントに携わる人をたまには「褒めて」あげてください」

ああ・・ほんとにそう、ほんとにそうです!

そして、マネジャーが褒めてもらえない理由のひとつが、この中原先生のブログでよくわかりました。

「部下から見えないところでうまく回るようにやりくりしている。それがマネジャーというもの。」

だからなんですね!
うまくいっている限りその努力はメンバーに気づいてもらえない。
失敗した時、うまくいかない時にはそれが明らかとなり、メンバーからバカにされたり責められたりしてしまう・・・。

マネジャーの方の研修や、グループor個別のコーチングなどをやることがあります。
その中で、ひしひしと「普段やっていることを普通に周りに褒めてもらうことが少ないんだな」と感じることが多々あります。

なんていうか
「褒める」
というより

普段の努力や苦労を誰かにそのまま認めてもらったり、

部下から「あの時のマネジャーのあの言葉がありがたかった」「こうしてくれて良かった」と具体的に感謝を伝えてもらったり、

逆に「もっとこうしてくれたら助かる」ときちんとフィードバックしてもらえたり、

そんなことがもっと必要なんだと思います。

あれ?これ・・・部下育成と同じじゃないか?ま、そりゃそうですよね、マネジャーも人ですから。

メンバーとともに研修に出てもらって、直接、具体的な事例をもって、メンバーから感謝やフィードバックをもらえる時間を設けたり、
マネジャー同士の集まるコーチングの場で私が普段の努力をしっかり承認をするようにすると、マネジャーのみなさんは本当にうれしそうに、満面の笑みになり、うっすら涙を浮かべる方もいらっしゃいます。

そして、ささいなことにように思えますが、こんなことの繰り返しで、問題のあるマネジャーが良い方向に変わっていくことも多々あります。

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最近は、マネジャーに求められることが増えてきています。

そのひとつが部下育成。

自分たちは育成されてこなかった、先輩の背中をみて育ってきたのに、いきなり育成せい!と言われる。
褒めろ、承認しろ、期待を伝えろ、やれコーチングだ、コミュニケーションのスキルだ・・・

そして残業削減。

自分たちは若い頃死ぬほど働いて、それでなんぼだと言われていたのに、いきなり残業を減らせ!と言われる。

コンプライアンスだの、◯◯ハラ対応だの、気を遣うことも増え、
人が足りない中で、育児や介護で時短のメンバーが出たり、
本人もプレイングマネジャーであったりと

自分がメンバーだった時とは状況が大きく異なってきています。

コーチングの場などで個別に話を聞いていて、私も
「それは大変ですよね・・・・!」
と言わざるを得ません。たとえ相手が、問題のあるマネジャーだと言われている人であっても。
決して誰しもがサボっているわけでも、のんびり楽しようとしているわけでもないのです。

だからこそ、メンバーの方も、マネジャーのみなさんに、時には
「こんなこと言ってもらえて感謝してます。」
「こんなところを尊敬しています。」
なんて、素敵な言葉をかけてもらえたらな、と思ってしまいます。
そんなことからマネジャー自身も変わっていくのですからー。

また、部長は課長に、本部長は部長に、マネジャー同士でもお互いそんな言葉をかけあってもらえたら、職場もよい雰囲気になるのでは?なんて思ったりしています。