ある会社で新しい試みとして「営業現場から新しい商品・サービスを考えよう、イノベーションを起こそう」プロジェクトを始めました。

これ、おもしろい!

というか、難しくって、やりがいがある!

営業って、お客様に一番近い存在で、現場を知っていて、ちょっと刺激を与えればすぐにアイディアが出やすいと思っていたのですが、

実は、取引先と自社のそれぞれの制約に挟まれて、自由な発想をすることに慣れていない、ってことがわかりました。

「しなければならない・してはならない」の枠

営業の人たちはこんな風に日々感じているようです。

・取引先にノーと言われないようにしなければならない
・自社の方向性に逆らってはいけない
・数字を落としてはならない

しかも、上司は大抵、営業で大きな成果を上げてきた叩き上げ。

・上司の方が知識や経験があるから自分がいい意見を出すなんてムリ
・上司の期待することを言わなければなならい

「しなければならない」「してはならない」の中で仕事を続ける毎日なのだと。

そして、その制約は、男性の方が強く感じているようでした。

どうしたら、もっと自由に、制約なく発想をすることができるだろーか???と悩みました。

いろいろな人との対話を通じてわかった「自分」のこと

営業部門だけではこの「しなければならないの枠」は壊せない。
そう感じたので、

営業部門の彼らに社内の別の部署の方を集めてもらい、
(「他部署を巻き込む」というリーダーシップも発揮してもらいたかったのもあり)

集まったメンバーで、
「理想の◯◯とは?」
について自由に、たくさん話し合う場を持ってもらいました。
ここから、何か新しい発想が生まれないか?とも思い。

◯◯には、個人的なこと、たとえば
「理想の年末年始の過ごし方は?」
などが入ります。

そんなことを話していると、彼らの顔がイキイキしてきました。
初めてみる表情にびっくり!

「こうでなくてはならない」ではなく、「自分はどうしたいのか」そこにある本当のキモチがでてきました。

「人からの期待に応えるだけの自分ではいたくない」
「本音を言える仲間を大事にしたい」
「一流を知る、一流の自分になりたい、一流の仕事がしたい」
「仕事でもプライベートでも、こんな自分、あんな自分でありたい」

「枠」を取っ払いたい!ありのままの自分でありたい!

一人一人、違う価値観や大事にしているを持つ一方、共通することがありました。

それは!
「枠」を取っ払いたいと思っているということ。

役職の枠
組織の枠
職種の枠
会社の枠
自分の枠
 :

「枠」を取っ払って、良質なインプットを増やしてもっといい仕事をしたい、素敵な自分でありたい

もっと社外の人から学ぶ場が欲しい。
旅行をしながら仕事をしたっていいじゃない。それは良質なインプットのためだから。
満員電車に揺られてストレスフルで出社し、1日会社にいたっていい仕事はできない。

そして、仕事でもプライベートでも、ありのままの自分でいたいという思い。
仕事とプライベートの枠を取っ払いたい、と言ってもいいかも知れません。

そして、この場に参加していた女性たち(この場では少数派)が、男性陣によい刺激を与えていました。
女性たちは、比較的「役割の枠」「組織の枠」「会社の枠」にとらわれていない、あるいはすぐに枠を乗り越えられて自由に発言しているように感じました。

「こうやって、部門を超えて話す場って必要だよね。」
「こんなにお互いのことを社内の人と話したことなかった。」

最後には興奮ぎみにそんな会話をしていました。

さて、肝心の営業部門の方がですが、

この時の対話の中身がアイディアのタネになっただけではなく

・もっと外からの刺激を受けよう
・視野を広げよう
・積極的に人と関わろう

となって、彼らなりに次の一歩の行動を決めていました。

次は社外の人を招き入れて、同じように対話を重ねて、刺激を得てアイディアのタネを育てていきます。

このプロジェクト、どーなるんだろーーーー。ドキドキ。