1/16「女性のための営業力向上講座」を実施します
流通経済研究所様と、来年1月16日にふたたび、こんなコラボをやることになりました。
「女性のための営業力向上講座」
http://www.dei.or.jp/seminar/seminar_180116.html
対象は、消費財メーカーで、組織小売業(スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど)を担当する営業の女性です。
流通経済研究所の研究員の方が、近年の業界の動向や、店頭とデータの見方などをお伝えした後、
私が、まだまだ社内もと取引先も男性ばかりの環境で、仕事を楽しく、やりがいをもってやっていくにはどんなことが必要なのか?ということを話をさせていただきます。
なぜ女性営業だけが対象なの?
こんなことをやると、必ず言われるのがこの言葉。
- なぜ女性の営業だけが集められるの?
- 男性の営業もいろいろ課題がある。男性は参加できないの?
はい、気持ちはわかりますし、
そう言われることは十分わかっています。
そして、もし私が「この研修に出なさい」と言われたら、きっと同じ反応をすると思います。
それでも、あえて、対象は女性のみ、としています。
なぜか。
それは、
男女どちらでも参加してよい、とすると、もれなく!男性が選抜されて参加するからです。
同じ実力、同じ期待ならば、男性が選ばれます。
女性の方がちょっとくらい勝っていても、男性が選ばれます。
特にまだまだ営業現場ではその傾向が強く、そのことに対して不満を持つ女性が多いのです。
流通経済研究所様では、他にもいろいろなセミナーをやっています。
私も以前、メーカーに勤務していた時、そのセミナーに出席していましたが、50名くらいの参加者のうち、女性は私1名、多くても2名でした。その傾向はいまでも変わっていないそうです。
これだけ女性の営業が増え、また、得意先である小売業のバイヤーにも女性が増えつつあり、もっと言えば、実際に店舗で買い物をするのは女性が中心であるにもかかわらず、未だにこうだというから驚きです。
本当は選ばれて嬉しい女性たち
昨年も同様の研修をやりましたが、その時も
「なぜ女性だけ?」「また?」という反応はありました。
しかし、
「他の女性もいる中で、あなたがこの研修に参加するように選ばれたことについては、どう思いますか?」
と聞くと、必ず
「それは正直、嬉しかったです。期待を感じました。」
と言います。
女性は、「選ばれる」ことを好む傾向にあります。
(一方、男性は「勝つ」ことを好む傾向にあります。)
私が選ばれた
私は期待されている
なんだかんだと愚痴は言っても、本当はみんな、選ばれたいし、期待されたい。
そのことが素直に言えないからこそ、「なぜ女性だけ?」「また?」など、愚痴を言っているようにも聞こえます。
私も若い頃はそうでした。
この研修に参加することで、女性たちが少しでも営業という仕事に誇りや希望を持ってもらえたら嬉しいなと思います。
そして、「女性限定」としなくても、自然と女性も選ばれて、研修に参加できるような社会にしたいです。