昨日のブログでも取り上げた本「OPTION B」。
たくさんの衝撃を受けましたが、もっとも衝撃を受けたのが

P189「ステレオタイプ脅威」

でした。

「女性は男性に比べて数学が苦手」は本当か

以下、本文から抜粋

「女子は男子にくらべて数学が苦手」という先入観が、アメリカをはじめ世界中に蔓延している。ある研究で大学生に数学のテストを行ったところ、テスト用紙に性別を書く欄があるだけで、女子の成績が男子を43%も下回った。だが、まったく同じテストを「数学テスト」ではなく、「問題解決テスト」という名称で行ったところ、成績に男女差はみられなくなったという。また別の研究で「言語能力を測る」という名目でテストを行うと、アフリカ系学生の成績が白人を下回ったが、同じテストを能力診断ではなくふつうの課題として行った場合は、成績における人種差はなくなった。

これには本当に驚きましたし、衝撃が大きすぎて、どう受け止めていいのか、すぐにわかりませんでした。

性別を書かせるだけで数学の成績が落ちる・・・これって、これって、恐ろしすぎる!

先入観。
社会の中に、自分の中に、そこらじゅうにはびこっていて、ほんのちょっとしたことで自分の持つ力が制限されることがあるなんて、本当に恐ろしいこと。

今から20年前、社会にでて「女性なんだから」「女性なのに」「女のくせに」と言われたことが、仕事でのパフォーマンスを下げていたかも?
でももしかしたら逆に、「一般的に女性が得意とされている分野」では能力を上げることになっていたのかも?
うーん、複雑な気持ち・・・。

こんな心理を逆手に取られたら、人は簡単に操作されてしまう、とも思いました。

人はネガティブなステレオタイプに同化する

以下、本文より抜粋

心理学者はこの効果を「ステレオタイプ脅威」と呼んでいる。つまり、ネガティブなステレオタイプに同化してしまうのではないかという、心理的不安である。恐怖のせいで思考が混乱し、ステレオタイプどおりの行動をとってしまうと、不安は現実のものとなる。この効果のせいで、多くの人種、宗教、性別、性的指向、バックグランドに属する人が不利な立場におかれているのだ。

ネガティブなステレオタイプに同化するとは・・・本当に恐ろしい!

そして、ネガティブなステレオタイプをいかにポジティブなステレオタイプに変換していくか、ということが書かれていました。

研修やコーチング等を通じて人材育成をするものとして、こんなことを言いつづけていきたいです。

  • 女性だから、男性だから、若いから、若くないから、◯◯だからムリ、そんな制限は何もない。自分だからできる、と考えよう
  • 決してネガティブなステレオタイプに騙されないで
  • 他人の判断よりも、自分の心の声に耳を傾けて、自分が興味を持つことをやってみよう
  • できるだけ自分を応援してくれる仲間と一緒にいよう

私と縁があった方には、ネガティブなステレオタイプを、ポジティブなステレオタイプに書き換えて、そして、心から応援したいと思いました。