今年のバイオリンの発表会が無事終わりました。
私のバイオリンの先生は、私より20歳年下、20代のかわいい女性ですが、その指導は厳しく「ドS」です。
「はーい、よくできましたね〜!」とかわいく言ったあとに
「はいつぎっ!!!」と休む間もなく次に進まされたり
「はーい、できてないので100回練習ですねー。」とにっこり笑って言われたり。
私が20歳年上だとか、仕事で忙しいとか、寒くて指が動かないとか、一切関係なく、いつも同じ厳しさです。
一瞬「むかっ」とくるときもありますが、とっても信頼していて、私がついていきたいと思う人です。
なぜそう思うのかなあ?と考えてみました。
(私がドMだから、というのはここでは除きます)
- 厳しいけど基本いつもニコニコしているから
- 感情からではなく、バイオリン上達のため厳しさだとわかるから
- その日の気分ではなく、いつも同じ厳しさだから
- 先生の言う通りにやってみると上達するから
- 私には厳しくした方がいいとわかった上でやっているから
- 発表会で失敗したことを責めないから
- 演奏会で先生が楽しそうに演奏している姿を見せてくれるから
お互いの信頼感、プロ意識、プロセス重視、バイオリンの楽しさ。
そして普段は厳しいのに、発表会の後は
「本当に素晴らしかったです!」
「特にあの部分は鳥肌ものでした!」
「本当に最後までよくがんばりました!」
と、ホメホメの嵐です。
褒められすぎてかなり面食らいますが、
「大変だったけど、やってよかったなー」と思います。
一方で、子供の頃、バイオリン練習中の私に対する母の対応がどうだったかというと
・できていないところばかり指摘する
・本人は全くバイオリンは弾けない
=母の言う通りにやっても上達しない
・発表会で失敗したらキレられる
もうバイオリンを嫌いになれ!と言っているようなものです。
(お母さん、悪い例でだしてごめんなさい。読んでないと思うけど。)
それにしてもまだ20代の先生から学ぶことが多く。
海外に行っていろんな経験を積んできたからなのか
とてもよい指導者に指導されてきたからなのか
その要因を今度聞いてみたいなと思っています。
そして敢えて先生にひとつ注文を出すならば
- 発表会後に、今後伸ばすべき点をひとつフィードバックして欲しい
ということ。
プロセス重視は良いのですが、発表会という「結果」を振り返り
課題と目標を明らかにして、次の新しい曲に挑戦できたら言うことなし!
これは今書いていて気づきましたので、今度先生に伝えてみようと思います。
自分の仕事で、部下指導に当てはめてみるとどうでしょう。
また、ご自身がついていきたいと思う人がいたら、それはなぜでしょう。
何か参考になればと思い、書いてみました!