東京の企業では朝の「痛勤」電車を避けて出社しようという動きが広がっています。
昨日もそんなニュースが出たばかり。
そのニュースをみて、先日「働き方の未来」について考えるフューチャーセッションにてファシリテーターをやらせていただいた時のことを思い出しました。
セッションに参加したのは主に30代の男女で、行政の人、会社員(業種もろいろ)、フリーランス、起業人、あるいはこの中の複数の顔を持つ人、などなど。
セッションを始める前に、みなさんの発想が広がるようにと思い、私が、インスピレーショントークとして、
「ライフシフト 100年人生」の本の話をしたり、
私のこれまでの働き方の変化(会社員ー無職ーフルコミッション営業ー起業)について話をしたりしました。
その中で
「今は、ラッシュ時の移動は一切せず、自宅も含めて好きな場所で自由に仕事ができるのでとても楽。生産性も上がった。」
という話をしました。
その後、グループになって「自分ならどんな働き方をしたいか?」について話してもらっていたところ、こんな声が聞こえてきました。
「俺、朝のラッシュ、以外と好きなんですよ。」
えっ、ええええええ!
思わず、その方のところに行って質問してしまいました。
「ど、どういうことですか?」
「あ、 実はラグビーをやってまして、それで、朝の満員電車に乗るとテンション上がるんすよ。よし、やるぞ!負けないぞ!って感じで。」
モール的な感じ?笑
出席者の中にもう一人ラグビーをやっている方がいて、その方も「あ、それ俺もわかります!」と賛同。まじか!
「少し前までは、◯◯線(混雑の激しい路線)で1時間以上かけて通勤してたんですけど、ぜんぜん苦じゃなかったんですよ。」
えーーー。
「あと、混んでると周りの人にスマホの中身が見えちゃうじゃないですか。だからゲームとかやらずに、まじめなニュースとか読んじゃうんですよ。ちゃんとしている俺、みたいな。そんなところこも楽しくて。 」
もうさっぱり理解できません。
この日は、他にもみなさんの発想にいろいろ驚かされることがありましたが、何といっても「痛勤電車が好きな人がいる」ということには本当に驚きました。
「痛勤電車はみんな不快」というのは私の思い込みでした。
そして、人というのはみんな違うんだと改めて思わされました。
世の中にはいろんな人がいる
求める働き方はみんな違う
・・・ということは、働き方の未来は、どうなるんだろう?