少し前のこと、女性向けセミナーで若い女性からこんな質問がありました。

「生理的にムリ!と思ってしまう上司と、どうコミュニケーションを取ったらいいでしょうか?」

生理的に受け付けられない、生理的にムリ!というのは、なぜか女性が男性に対してよく使う言葉。

「生理的にムリ」の意味するところは

特に何が嫌いかはうまく説明できないけれど、
見た目や、話し方、表情など、「中身以外」のところで不快な気持ちになり
対話するより前に自分の気持ちが閉じてしまう、とでも言えばいいでしょうか。

自分がこんなこと言われたら相当ショックだけど・・・

「生理的にムリな上司とはどう接したら?」に対する私の答えはこうです。

その上司の、具体的に何が嫌なのか、いくつか書き出して、それをよく見てください。

あなたはその人を本当に「生理的に」受け付けられないのでしょうか?

本当は違うところが嫌なのではありませんか?

実は私も、以前、同じ職場にどーしても生理的に受け付けられない年上の男性がいました。
そしてきっと、みんなその人のことを生理的にムリだと思っていると思いました。

ところがそのことを伝えると、みんな、なんで?という顔をするのです。とてもふしぎでした。

そこで、私の中になにかひっかかるものがあるのではないかと思い、その人をイヤだと思う理由を書き出してみました。

・偉そうな態度や話し方
・人の話を途中でさえぎって自分の話をするところ
・若手の話を聞かない、新しい意見を取り入れないところ
・とにかくガンコで自分の意見は一切曲げないところ
・威張ったり、すぐ怒ったりするところ

こうやって書き出してみると、生理的にムリ!というのは表面的な理由で、
本当は、ガンコで若手の話を聞かないところが嫌いだということがわかりました。

私は、新しいアイディアをどんどん出すのが好きで、
それを押さえつける人には徹底的に反抗てしまうのです!

だとすれば、

・どうしてその人はそこまでガンコなのか、
・本当はなにか聞いて欲しいことがあるのではないか、
・その人にも良いところがあるのではないか、
・私も少し自分の「我」を抑えることも必要ではないか、

と、思い当たるフシや、対応方法が見えてきました。
そして徐々にですが、その人のことが受け入れられるようになってきました。

生理的に受け付けられないから、顔をみるのもイヤ!近づくのもイヤ!というのは、本当は、
その人の嫌な理由を考えるのも嫌だ、という強い気持ちの現れなのではないでしょうか。

一度冷静になって、「生理的にムリ!」のウラ側にある、本当にイヤな理由をいろいろ挙げて分析してみると自分が大切にしているものや、その人への対応策が見えてくる、かも?!知れません。