先日、一般社団法人産業カウンセラー協会横浜支部の特別講演会にて、
「自分が変われば相手が変わる。職場が変わる。」
というタイトルで2時間近くお話をさせていただいてきました。
第一部は「私が変わる」
私、杉江美樹が、悩み、苦しみながらも自分を変え、そして相手が変わり、周囲(職場や家族)が変わった経験をセキララに!
第二部は「私が変わる、を支援する」
人材育成やよりよい職場づくり(組織開発)の取り組みについて、具体事例満載でこちらもセキララに!!!
で、今日は第一部のお話。(第二部の話はまた今度!)
第一部では、私のアップダウンの激しいキャリアヒストリーのお話をたっぷりしました。
- ・会社人生で、激しく落ち込んで何年も立ち上がれなかったこと、
- ・仕事ができると勘違いしていて不満ばかりぶちまけていた時のこと、
- ・子供のころの「トラウマ」から逃れられず自分に自信が持てなかったこと
それぞれ、どんなことをのおかげで、どんな風に克服して、その結果、自分と周りに何かが起こったのかを
「ちょっとセキララすぎるかなーーー自己開示しすぎたかなーーー」
というくらい、お話しました。
舞台から参加者を見ても、特に反応もないように見えたので「やばい。ドン引きされたか?」と思っていました。
その後、第2部が始まると、明らかに参加者のみなさんの体温が上昇するのがわかりました。乗り出して、うなづいて、笑って、考え込んで、隣同士で話して。
やっぱり1部はあかんかったな。もっとさらっとした話の方が良かったなと思いながら懇親会に参加したところ・・・・・・
「いやあ、感動して泣きましたね。いろんなことがあったんですね。」
「つい、引き込まれました。カウンセラーだから自己開示は大事だと、知っていたけれど、こんなにパワフルだとは思いませんでした。」
「自分のことも仕事のこともセキララに語ってましたね。やっぱりみんなが聴きたいのはこういう話なんですよ!」
とにかく「自己開示は大事だ!とわかった。」という意見が圧倒的なのでした。
そして途中から
「せっかく杉江さんがいらっしゃるんで、質問したい人は質問しましょう!」
ということになり、懇親会が質問大会に・・・!
あわててビールを飲むのをやめて冷静に戻る私。(もうちょっと飲みたかったのですが・・・笑)
すると、質問内容も本音の、自己開示満載の、セキララなものに!
「えーっと、私は管理職なんですけれども・・ぜんぜんリーダーシップがなくって、きっと、部下からだめな管理職だと思われてると思うんですよね・・・・それで、えーっと・・・」
「杉江さんは昔、『管理職になったつもりでやってみろ』と言われて奮起したということでしたが、そのー、『一段上の職責の立場で考えろ」って、それこそよく上司が言う言葉ではあるけれど、実際には、その立場にならないとわからないと思うんですよね!自分もさっぱりわからなくて・・・そう言われると腹も立ちますし。」
質問者の話からも、またみんながそれぞれ考えるキッカケとなり、なんだかこの場全体が「対話」の場になったなあと思ったのでした。
きっとそれは、前半の、私のセキララな自己開示があったことで
「この人には何を言っても大丈夫!」
という、安心安全な場になったのかもしれない、なんてことを感じました。
ちなみに自己開示とは
「自分についての極めてプライベートなことをありのままに相手に伝えること。」
で、私はこの自己開示における「極めてプライベートなこと」の中身を
「成功体験を話すこと」ではなく「失敗体験や苦労して乗り越えた経験など、抵抗があってなかなか相手に言いにくいことをありのままに伝えること」
と捉えています。
とてもよい経験をさせていただきました!!!