少し前のことになりますが、イベントでサイボウズの役員の方のお話を聞く機会がありました。

サイボウズさんでは、
「100人いたら100通りの働き方がある」
ということで、一人一人異なる働き方を尊重し、働き方改革を進めています。

たとえば、
⑴働く時間や場所は自分で決める
⑵副業もオッケー
⑶もらいたい給料の額も自分で決める
などなどです。

サイボウズさんの取り組みの詳しい内容はこちら。
サイボウズのワークスタイル

その役員さんの話でおもしろかったのは、
「働く時間や場所は自分で決める」ということひとつとっても、

自分はどうしたのか?どんな働き方をしたいのか?

ということが最初にはみな思い浮かばないということです。そして、これがしばらく経つと、自分はどんな働き方をしたいのか、だんだんわかってきて主体的になってくるということでした。

たとえば、副業をオッケーとした時には、社内でこんな声が起こったそうです。

「副業オッケー?え、それって・・ほんとんいいの?会社に対するうらぎりじゃね?」
と、最初はこんな反応。

少しzつ副業をする人が出てきて、副業によって本業にもシナジー効果が出た人なんかがでてくると
「副業っていいらしいよ!」

そして副業する人が増えてくると
「え、みんな副業してるの?」
「私も副業しなきゃ!」
となって、「副業しなきゃいけない状態」になったのだそうです。

これがしばらく経つと
「結局、自分がどうしたいかだよねー。」「どっちでもいいよね!」
と落ち着いてくる。

給料を自分で決める、ということについては、最初は
「この仕事ならば世間一般ではくらいの価値があるはずだ」
と取引価格で言ってきたり
「これだけ欲しい」
と要求してくるんだけれども

そのうち
「いや、自分はこういう生き方で、こういう働き方をしたいから、このくらいもらえると幸せ」
とか
「あ、幸せってお金だけじゃないんだな!」
みたいな気づきが出てくる。

うううむ。

私たちは、自分がどう生きたいのか、何が幸せなのか、何が大切なのかということを普段あまりにも考えていない、または人と同じことして安心して生きているものなのですね。

また、「どう働きたいか」「どう生きたいか」と言われてすぐに答えは出なくても、何度も問われれば徐々にわかってくるものなんだなと気づきました。

結局、働き方改革を突き詰めると「自分はどうあったら幸せなのか」を社員一人一人が考えて、主体的に自分の人生を生きる、ということですよね。

だからこそ、ここまでの働き方改革をやるには、
会社が社員を信じて、任せて、主体性がでてくるまで時間がかかっても見守る=信じ切る
ことが必要なのでしょう。

サイボウズさんのお話からそんなことを思いました。

あなたはどう生きたいですか、どんな働き方をしたいですか。
いますぐ浮かばなくても、ときどき考えてみたいものです。