スパルタだった40年前のバイオリンのレッスン

子どもの頃、バイオリンを習っていました。というより習わされていました。

当時はとにかく先生も親も厳しくて、できないと怒られる、友達と遊ぶことよりもバイオリンの練習を優先させられる、毎日1日も欠かさずたくさん練習することを強いられる、など、子どもには少し辛い体験( ; ; )

最初の先生は、50代くらい?(子どもの頃の記憶なのでかなりあいまい)でとても怖く、機嫌の悪い時には先生の家の雨戸が閉まっており、レッスン前からいや〜な空気が流れているのでした。子どもながらめちゃくちゃ緊張したのを覚えています。
運良く雨戸が開いていても、私の演奏が気に入らないと、ものすごい怖い顔でいきなり立ち上がり、ガラガラガラッ、ビシャッ!!!と木製の雨戸を閉める・・・
ひええええええええ。
レッスンは恐怖そのものでした。

次の先生は30代くらい?(やはり記憶があいまい)で優しい先生でした。
レッスンは、普通というか、できていないところを指摘され、できるようになるまでひたすら練習。当時はとにかく長く練習することがいいというような雰囲気で、私も必死に練習するうち腕が腱鞘炎になって練習があまりできなくなりました。

5年前にバイオリンを再開してみると・・・

そんなこんなでそれでも10年以上続け、16歳で辞めたのですが、40歳を超えて、もう一回やろうかな、と思い立ち、再開。

今度は20代の、若くてかわいい、優しいけれど厳しさもある先生に教わることになりました。

習ってみてびっくり!!!
当時とは、練習方法とか指導方法がぜんぜん違うからです!

これが時代の差なのか、先生の個人的な差なのか、私の方の受け止めの差なのかはわかりません。私が大人だから、子どもとは違う教え方をしているのかも知れません。
それでもいくつか驚くことがあります。

  • できたら褒める。すっごく褒める。(もちろん厳しいときもある)→褒められるって初めての経験!
  • 演奏を楽しむように言われる。→過去、こんなことを言われたことはありませんでした!
  • 指や手のひらの筋肉を正しく鍛える指導をされる。=むやみやたらに長時間練習、ではなく効率のよい練習に!

昔のようにスパルタでもなく、ただやたらに長時間練習でもなく、科学的な指導も交えているのです。

また、バイオリン練習法の本を探してみたら、全身の「骨格」の使い方を変える(=柔軟性を高める)「骨体操」という体操法を見つけ、試しにやってみたら、あらまあ、なんとびっくり!
全身を使って弾けるようになり、短時間で驚くほどに上達し、練習しても疲れない体に!

あ、でももう一度いいます。
これが時代の差なのか、私の受け止めや情報量の差なのか、相手が大人だから先生が教え方を変えているのか、わからないところはあります。そして、基礎練習をしっかりやるべきなのは今も昔も変わらないので練習をさぼっていいということではないです。ただ、プロの方のお話を聞いても、最近は「いかに効率良く練習するか」ということを大事にされているように感じます。

楽しむ気持ちを大事にする、ムダな長時間練習より科学を取り入れ効率的に、という流れは、日本中どこでも、企業でもスポーツでも音楽の世界でも変わらないのかな、と思いました。

明らかに時代の差と言える違いもあります。

バイオリンを再開するときに、そーだそーだ、あれ買わなきゃ!とあわてて私が買ったもの、それは、音叉(おんさ:調弦のために正しいラの音を出すもの)とメトロノームです。

とーこーろーがー!今やどちらもアプリがあって、スマホで代用可能。アプリの方が便利な機能もついていました(もちろんアナログの方が良いこともありますが)。

その他の必要な備品も、昔だったら楽器屋に行ってそこに置いてあるものしか買えなかったのに、今ではamazonで比較検討ができて超便利。時代ですねえ。

で、職場ではどうだろう?

で、以上のことを職場での「育成」におきかえてみると・・・

  • できたことはできたと伝え、できていないことはしっかりフィードバックできているだろうか
  • 仕事を楽しむ努力が大切だと伝えているだろうか
  • 効率のよい仕事にできるような方法を仕事そのもの以外で考えているだろうか、たとえば質のよい睡眠を取ることでもいい
  • テクノロジーの力を活用できているだろうか

むむー。簡単そうで意外と・・・???

以上、バイオリンの練習の今・昔に思ったことでしたー。