子供たちの素直な反応に驚く

先日、私の出身の小学校の創立記念式典におじゃましてきました。
私の同級生K君が記念式典でスピーチをするから見に来ていいよ!と声をかけてもらい、のこのこと出かけて行きました。

懐かしの講堂の一番後ろに座り、かわいい小さな後輩たちが入ってきて、K君のスピーチが始まりました。
俳優であり声優のK君の話が上手というのもありますが、話を聞いている時の子供たちの反応は凄かったです。その素直な反応に驚くと同時に、体の使い方が大人と全然違う!と思いました。

K君は人気のアニメや映画の吹き替えで主に活躍をしていて、その実際の作品の動画を子供たちに見せると、わー!きゃー!と歓声が。

K君が演技の例として、演壇から客席に向けてボールを蹴るようなしぐさををすると、20人くらいの子どもがぱっと手をあげて取ろうとします。もちろん実際にボールはありません。こんな風に反射的に反応できることが羨ましく思えてきます。

「今日は後ろに僕の同級生が来ています」というと、全員がばっ!とこっちを振り向きます。照!

「僕は小学校のとき2組でした」というと、2組の子たちが「やったー」「いえーい」と手をたたいて大騒ぎ!

そこ、そんなに盛り上がるポイント???子供たちのツボってほんとわからんわーと思いつつ、子供たちの体がよく動くのを楽しく見ていました。

きっと私もこんな子どもだったんだろーな、そしていつから人はこういう素直な反応をしなくなるのかなあ。私の前に座っていたのは1−5年生。6年生は2階席で反応は見えなかったので、少なくとも5年生まではこんな風に素直に反応するんだってこと。驚きました。

子どもの頭は上下によく動く

子どもたちの反応を見ていて、大人との1番の違いとして気づいたのは、頭の動きでした。頭が「上下に」よく動きます。

話に興味を持ったらしい様子の時は、頭がぴょこんと上に動きます。あちこちでぴょこん、ぴょこんと動いてもぐらたたきみたい!隣の子どもの方へ頭を向けたり左右に動いたりもしますが、上下に動くのがとにかく目につきました。

そして、もしかして?と思ってよくみたらやっぱりそう!
腕組みしている子どもがいない!後ろからみた感じですが、足を組んでいる子どももいなさそうです。そしてだるそうに首や肩を回す子どももいません(笑)。

思えば、小学生の頃、「どうして大人は足を組むんだろう?」と思っていました。その姿がかっこいいな!と思ったけど、その頃、足を組むと体に違和感を感じてできませんでした。

何かに興味を持ち、心が動き、自分の気持ちに素直に反応をすると、体は上下左右前後に自由に動いて、腕や足を組むことはないのかも知れません。やってみるとわかるのですが、足や腕を組むと体がロックされる感じで、動きにくくなります。よく「腕組みをしている人は心を開いていない」とか「腕組みをすると相手が心を開いて話しにくくなる」などと言われますが、心の状態が体に出て、体の状態が周りの人の心にまで影響をする、ということなのでしょう。

プライドが邪魔をして体が動かなくなる大人たち

そこで、大人の体の動きと心の状態について考えてみました。

以前、NHKの番組で、チコちゃんという5歳の女の子から「子供が肩が凝らないのは・・・どどん!自由に動いているからー」と教わりました。(正確にはちょっと違うかもだけどだいたいこんなニュアンス)

そして赤ちゃんの動きを見ると、体全体を使って床を転がったりハイハイをしたり。大人も真似してみると筋肉の凝りがなくなるっていう実験もやっていました。こうやって動きたいように自由に動けば肩も首も凝らないわけです。

また、「システマ」というロシアの合気道とも言われる護身術を習っている私の夫は(え?ご主人、何者ですか?というツッコミは置いといて)、

「大人になるとプライドが邪魔して体が自由に動かなくなる。そして特に『下に』動けなくなる。

と言っていました。

しゃがむ、床に転がるなどの動きはプライドの高い大人は抵抗を感じてなかなかできないそうです。また、何者かに襲われた時、さっと下に屈めば相手の力を使って相手を簡単に倒せるのに、緊張で体が固まるとその動きが咄嗟にできないんだそう。

ちなみにこのシステマ、子供や女性の方が柔軟に対応できてすぐにうまくなるのだと言ってました。筋肉隆々の男性の方が「プライド」が邪魔をし「筋肉(=力)」で対抗しようとして、体が固まるんだそうです。リラックスして柔軟な動きをすれば簡単に相手から逃げられるのに・・・!
って、これだけでなかなか考えさせれるテーマです。

大人になるとプライドや緊張、身につけてしまった様々なもの(筋肉なども含めて)で体が固まり、自由な動きができなくなる、ってことなんでしょうか。そしてその固まった体の状態が、自分の心や周りの人の心にも影響をしていく・・・。

自由に体を動かしてみると心も自由になる?!

ということで、最近の私は、心と体がつながっているならば、まず体の動きを変えてみようと、腕組み・足組みを極力やめ、歩いているときは体全体、特に上下の動きを意識してイキイキと歩き、家ではときどき床をごろごろ転がって子どものように動いています。

やっぱり!と思ったのはイキイキと動くと心もイキイキと、床をゴロゴロと自由に動くと心も開放されてくる!これほんと。試してみて欲しいです。


ちなみに、床をごろごろと横に寝転がって移動する運動を私は「城本クリニック運動」と言っています。ごめんなさい、どうでもいいですね。あっ、もちろん「城本クリニック♪」と歌いながら回ってますよ。これ今度研修に取り入れてみようかなあ・・・!


楽しい気持ちは楽しい体の動きから!
自由な発想は自由な体の動きから!
そしてその逆も然り。

いつまでも、心も体も自由に動く大人でありたいものです。