先日、とある会社の新入社員の方向けに、人材開発部門の方と共同開催の形でワークショップを行いました。このようなご時世ですので、オンライン(Teams)でのワークショップです。

新入社員の皆さん同士もほぼ初対面に近い状態でしたので、グループごとにじっくり自己紹介をする時間を取りました。

自己紹介はこんなふうにしてみました。
以下の10項目のうち、直感で3−5項目を選んで当時の状況を思い出して記入してもらい、じっくり10分間話してもらう、というものです。

<小学校時代>
①憧れていた人や職業
②好きな本やテレビ番組
③楽しかった思い出

<中学・高校時代>
④夢中になったこと
⑤好きな教科
⑥今振り返って「子どもだったなあ」と思うこと

<大学時代>
⑦楽しかった経験
⑧辛かったけど乗り越えた経験
⑨大事にしていたこと

<入社>
⑩入社のきっかけ

おすすめは、各時代から一つずつと⑩の入社のきっかけを選んで話してもらうこと。でもそれを強制はせず、当時の状況が思い出せるもの、話したいものを自分で選んで話してもらいます。

実はこの10項目、それなりに考えて作りました。

小学校低学年くらいまでの体験は「原体験」といって、その人の持つ価値観に強い影響を及ぼすということで、憧れていた人や好きだったものを、
年齢が上がるにつれ、今振り返って思うこと、転機となった経験や大事にしているもの、など、徐々に深い内容を入れていきました。

また、この会社は医療に関わる業界で、入社のきっかけとして「子どもの頃の病院での思い出」「身内が大病を患った経験」など強い動機を持つ方が多く、お互いにその話をすることで共感とつながりが生まれることがこれまでの経験でわかっていました。よって、「入社のきっかけ」は、よかったらみんなに話してね、という指示をしました。

(この項目について話すことを強制にしない理由は、時々「ここしか受からなかったので仕方なく入社しました」という方もいらっしゃるためです。また、話したい項目を自分で選択する、ということが新入社員にとっても大事なポイントではないか、とも思うからです。)

さてー、グループ毎の自己紹介の時間になりました。10分間で自己紹介と感想の交換をします。私も各グループのルームに入って、どんな話をしているのか聞き耳を立ててみました。

やはり、「入社のきっかけ」にはさまざまなストーリーがあり、自己紹介の最後はその話に真剣に聴き入る様子が見られました。

大学時代では、「辛かったけど乗り越えた経験」が多く話されていました。狙い通りでした。この経験を話すことで、これから社会に入って経験する苦労も、きっと乗り越えられると自信を持っていただきたいな、と思いました。

中学・高校時代では「今振り返って、子どもだったなあ、と思うこと」が多く話されていました。
いわゆる中2病ってやつですか、おもしろエピソード満載で場が和みました。「あの頃は子どもだったなあ!」と笑いながら自分の成長を感じてもらえたらいいな、さらに、これから社会人として成長していくんだな、失敗も振り返った時に笑えるといいな、ということになんとなーくでも気づいてもらえたらいいな、と思いながら見ていました。

そして、小学校時代のこと。
小学校時代のことは、覚えていない、と言いながらも、「好きなテレビ番組・本」のうち「テレビ番組」の話が出ていました。マンガなんかも出てくるかな?と思っていたのですが、テレビだったのが意外です。

この項目を入れるかは迷ったのですが、この年代であれば、共通で見ていたテレビ番組がまだあるのでは?と思って入れていたのですが、多少なりともあったようです。

「レッドカーペット、よく見てました!」「エンタの神様とかお笑いをよく見てました〜」

お?それなら私もわかるぞー!

で、気づきました。こちらがそれなりの年齢(40−50代)でも、10ー15年前くらいのテレビの話ならギリ話題についていける!ということに!

さらに、名前の挙がった番組はいずれもお笑い番組で、話題はそこから好きなお笑い芸人の話になる、というグループがいくつかありまして、つい、私も一緒に話したくなりました(笑)。お笑いは世代を超えるのか?共通項は、彼ら・彼女らが子どもの頃に好きだったテレビ番組とお笑いの話か?!

と言っても、私がみたグループのN=15くらいの話ですので、これが新入社員全般に通じるかどうかは全くわかりません(汗)

もしよかったら、皆さんも先ほどの10項目の質問を使って、新入社員の方々と対話をして、共通の話題を探したり、お互いの理解を深めてみてください。
そこからいろんな気づきがあるといいな、そして、新入社員の皆さんが早く職場に馴染むといいな!と思います!