今日はコロナ禍における研修の形について、ぼやきながら考えてみたいと思います。
この1年、zoomやTeamsなどでの、リモートでのオンライン研修やワークショップを100回近く行ってきました。会議室などで行う対面の研修はたった3回。
対面研修は11月に2回行いましたが、その決定がされたのは感染者が減りつつあった9月。しかしその後感染者が増え、11月は微妙な空気の中、対策をしっかりしての実施となりました。
その後も、また感染者が減ってきたタイミングで対面研修実施の判断をするものの、結局また緊急事態宣言が出され、対面なのかオンラインで実施するのかの判断がギリギリに下される・・・。なかなか決めるタイミングが難しいんです。
こんなこともありました。
研修実施の前日、研修会場のあるビルで感染者が出てビルに入れなくなり、全員自宅からのオンラインで実施することに。
「リモートでのオンライン実施」と一言で言っても、その形態は、ハイブリッド(対面で参加する人とオンラインで参加する人の両方がいる)も含めると、一体何種類あるのやら。なぜなら、その形は以下の掛け算になるからです!!!
<参加者>
・全員、会議室等に集まって参加
・全員、自宅等からオンラインで参加
・一部、会議室に集まり、一部、自宅等オンラインで参加
*対面参加者がPC一人1台持っているのか、そうでないのかでも違いあり
<講師>
・会場で参加
・自宅等リモートで参加
<事務局>
・会場で参加
・自宅等リモートで参加
*講師と事務局だけが一緒にいるケースも
感染状況・業務の状況・設備の状況・参加者のオンライン慣れ状況、などなどなどなどなど!の影響でケースバイケース。むしろ、毎回違うと言ってもいいくらい。
例えば、工場や物流現場だと多くの方が感染対策をして出社しているので、参加者は全員会議室に集まるが(もちろんソーシャルデイスタンスで)、講師は立ち入れないので事務局も講師もオンラインで参加。PCを会議室内に数カ所において、こちらで必死で状況を把握しながら指示出しをするとか、
広いエリアにまたがる営業部門であれば、いろんな場所に散っていて全員別の場所からオンラインで参加。zoomに慣れていなかったり回線悪かったりで、落ちる人がいたり、スマホで入る人がいたりするのでそれを前提に考えなきゃいけなかったり、
全国から複数エリアの人が参加する場合、緊急事態宣言が出ているエリアの人や、感染者が出た事業所の人だけオンラインで参加することになったり、
しかも、今回はこの形でやりましょうとなっても、前述したように、今の状況であれば直前に変更になったりするわけで・・・・!
ヒョエーーーーー
となるとですよ!
ここ1年、主に、オンラインで開催する場合のメリット・デメリットを考えて主にオンライン用の研修を作り、それが対面に戻ったら対面用に作り替える、と思ってきましたが、もう一段レベルアップして、全員オンラインだろーが、全員対面だろーが、いかなる形のハイブリッドだろーが、できる限り最大公約数的に効果が出る基本型を考えておいて、都度変更する点は最小になるやり方を考えること。これが、今、求められているのかなあーと感じています。
っていうこのブログを書いている間にも、クライアントから
「この部署はこういう状況で、こっちの関連会社はこんな状況なんですけど、どうやって開催しましょう?」というメールが入ってきました!
人材開発部門も大変です。
動画コンテンツをメインにしながらフォローするかを考えた方がいいかな、とか、そんなことも考えています。
でもって、日本国民全員がワクチンを打ったら対面に戻るか?あるいは全てオンラインになるか?というと事態はそんなに単純でもなさそうだと思っており、今現在に求められる対応をしながら、またまた次なる形を考えていきたいと思います。